フィリピンワシに救いの手を
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安藤達己がつづる ブログエッセイ

2010年次報告

今年は6年に一度のフィリッピン総選挙の年に当たり、選挙戦開始早々、ミンダナオ島・マギンダナオ州で州知事候補をめぐり、大量殺人事件が起きた。
こんな危険な情勢だったから、私のダヴァオ行きも5月10日の投票後と決めていたが、今回の選挙は平穏に終わり、電子投票を取り入れた効果で18日には最後の当選者が決まった。


5月16日:無事、グランドメンセンに到着。
今年度は、卒業して行ったユニスとオードリッド、家族の都合で転校したドリー・サラスの3人に代わって新奨学生、ロールチェン・ダレル・ダンテが加わり、マネイジャーも6年間生徒の世話をしてくれたラニーに変わりグレンダが努めてくれることになった。 
早速、17日にはグレンダと共にBPIバンクに出向き、私がダヴァオに行けない場合、グレンダが私の代理として必要なお金を引き出し、PEF(フィリッピンワシ本部)への寄付と学生への援助を続けられるようにする手続きを始めた。
銀行に提出する書類は弁護士の作成したものに限られているから400ペソを払って、公正証書のようなものを作ってもらい、銀行にも200ペソを支払う羽目になった。
今年、卒業したユニスが私に対するお礼の手紙を持ってグレンダとホテルにやって来た。
コーヒーを飲みながら話していると、どうしても大学に行きたくて“バーベキュー”の店でアルバイトをしていると言う。
その時給がたったの9ペソ(18円)。
1日8時間働いても150円にしかならない。
気の毒ではあるが、私には話しを聞いてあげることしか出来ない!

18日:朝8時、新奨学生3人と新マネイジャー、グレンダにホテルに来てもらい、イーグルセンターに向かった。
ダヴァオも年々、道路が良くなり、今は30キロ離れたセンターまで40分で着く。
新しくなった入り口から見える白い2階建ては日本からの寄付で建てられたものだが、現在、1階はビデオ鑑賞とフィリッピンワシに関する展示室。
2階には、これまでダウンタウン・ルビー通りに間借りしていたオフィスが移動してきていた。

現在、飼育されているフィリッピンワシは昨年と同じ35羽。
今年の3月に4組いるナチュラルペアーからヒナが1羽誕生し、このヒナを9月には野性に戻すプロジェクトが進行中だった。
ただ残念なのは人工授精の父親として沢山の子孫を残してきたジュニアーが天命をまっとうし、その代役はジュニアーの子供、パガサとパグカサイサに期待がかかるが2羽共、まだ父親に成れていない。
野生を知らずに育ったワシに繁殖力を求めるのは難しいのだろうか?
イーグルセンターで飼育されているのは、絶滅危惧品種・猛禽類が主体だがミンダナオ島にしか居ない固有動物も展示されている。
サル山もあって、日本の動物園と同じように子供に人気がある。
ここのサルはニホンザルと比べてかなり小さく、ボスでも5キロ、平均は3キロ位の大きさだ。
フィリッピンワシは以前“サル食いワシ”と呼ばれていたが、このサルならフィリッピンワシがそんなに苦労せずに捕食出来るように感じた。
以前からセンターの主のような存在だったワニも健在だし、コーヒー通の間で有名なパームシベットと言うネコ科の動物も飼われていた。
このシベット、夜行性でコーヒー農園に出没。
熟れたコーヒーを食べて種(コーヒー豆)を排泄。
この豆に信じられない値段が付く。
なんと1杯分(10グラム)の量が現地で12,000円。
日本で飲んだら一体、いくらなんだろう?
ブラウンデアーと呼ばれるシカやワーティピッグと呼ばれるイノシシもミンダナオ島の固有種で、このイノシシ、嘘か本当かドリアンが好物だとか?
“果物の王様を食べてる肉はとても美味しいのだ。”そうだが、あのトゲだらけのドリアンをどうやって剥くのだろう?
そのうち、イノシシ料理の店をダヴァオで探して試食してみたいと思ってはいるが、実現出来るか、確信が持てない(笑)。
昼食は、いつもの様にマラゴスガーデンで摂った。
特に美味しいものがあるわけではないが、広々とした庭を眺めならが学生と食べる食事はそれなりに美味しい。
このレストラン、以前はオーキッド・ガーテンと言う名で、庭には、溢れんばかりの洋ラン、ダチョウ牧場とハト類を中心に沢山の鳥がいたが、今は、大分変わってしまった。
ランも無ければ鳥も少ない。
その代わり、入り口の向かいに、ラン園があり、観賞用としてのランを売っているが、入場料を払えば、広い園内を見学も出来るそうだ。
ランに適した高温多湿の気候で、ダヴァオ周辺に自生するランの種類は世界一多い。
時間があれば是非見ておきたい場所だが、その内にと言うことにして今回は見送った。
ホテルへの帰り道、道路際のスタンドでドリアンを見つけた。
今が、旬なのだろうか?1キロ40ペソとすこぶる安い。
7人で3キロのドリアンを平らげ、全てのスケジュールを終了。
早く冷房の効いたホテルに帰り着くのを願って、車に乗り込んだ。
今年のPEFへの寄付と奨学生援助金を基金から引き出しだして、現在の残高は$31,869-になっています。

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